バーンハルト
だが体が動かない!
バーンハルトはゆっくりとシンに歩み寄って来る。
「どうやら、刃に塗っていた毒が効いてきたようだな。年貢の納め時だ『白き悪夢』…地獄に行って貴様が殺した人々に詫びてこいっ!」
刃がシンの頭上に振り下ろされる。
その直前、一つの影がシンとバーンハルトの間に割って入った。
その影はバーンハルトの振り下ろした長剣を二本のナイフで受け止めていた。
影から声が聞こえてくる。
「クレア、シンを頼む。例の場所で落ち合おう」
レイは二本のナイフを構え、バーンハルトに切りかかって行く。
クレアはシンをおぶって、エアバイクに乗せ、
「しっかりつかまってなさいっ!」
街中の道を全速で突っ切った。