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レイは、クレアの方は振り返らずにそのまま控え室から立ち去った。
クレアは訳が分からない、といった感じで、
「…どういう意味よ…」
と呟いた。
その後もレイとクレアは順調に勝ち進み、二人は準決勝まで進んでいた。
闘技場のリングには今までの試合のように審判が立っていた。
「それでは、準決勝第一試合、クレア・マイムVSチャンプ、コング・レオの試合です。試合始めっ!」
クレアが当たった相手はこの闘技場のチャンピォンだ。
2メートルを超えるであろうコングは、その首に色々な首飾りをつけている。
(あの毒舌冷血漢に比べたら何百倍もましよ)
クレアはそんなことを考えていると、コングは大きな巨体を揺らしてのっし、のっしと歩み寄って来る。
「か〜弱い女性がこんな闘技場の準決勝までくるとは、カッカッカッ、たいしたもんだぁ!」
コングがそう言いながら、不用意に接近してくるのを見逃す程クレアは間抜けではない。
クレアは溜息をつきながら、自分の目の前まで進み出てきた相手に、
「女、女、ってうっさいのよっ!」
初戦の相手と同様に急所に蹴りを見舞った。が、
「ヒュー、危ねえ危ねえ」
「…なっ…」